「ここ、嫌いなんだってばぁ・・・。」 フェリーのペットルーム
初日の宿泊地、占冠の道の駅 隣には芝生の公園、ゆずのお散歩にも最適
休憩中のライダーさんに遊んでもらい、 ご機嫌のゆず ちほく高原鉄道・小利別駅
このキャンプ場が300円、キャンパー天国 「置戸鹿の子キャンプ場」
北海道旅恒例のジンギスカン 「桜ヶ丘森林公園オートキャンプ場」
唯一の贅沢、カキづくしの夕食 厚岸の道の駅
いよいよ道内最後の夜に 「ポロシリ自然公園オートキャンプ場」
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出発
希望していた大洗港発のフェリーが取れなかったので、まずは新潟港までドライブ。
しかし高速代を足してもこのルートの方が遥かに安上がりなので、別に苦にはならない。
いつも思うが、このフェリー運賃の差は何なのだろう?
大洗港の使用料が非常に高いのだろうか・・・。
無事に新潟港に到着し、17時間の船旅。
nyaponは3時間飛行機に乗るより余程楽だし楽しいが、ゆずはそうでないらしい。(笑)
ペットルームに会いに行くと、珍しくキュンキュン言いながら飛びついてくる。
やっと苫小牧東港に着いてヤドカリ号に乗せてやると、大はしゃぎで走り回っていた。
ずっとケージの中だったゆずのために、鵡川の道の駅でお散歩と休憩。
いきなりキャンピングカーを数台見かける。
やはり北海道はスケールが大きく、大型のキャブコンやトレーラーも多い。
既に18時を過ぎているが、明日の汽車見物に備えて、占冠の道の駅まで走り本日の予定終了。
道内初日
実質の道内初日となる今日は、まず石勝線と狩勝峠での汽車見物。
去年旧線の廃線跡を巡ったが、今年は札幌から道東方面への”特急街道”となっている現在線を見物。
nyamoもお気に入りの振り子式ディーゼル特急が頻繁に行き交うのでご機嫌である。
足寄から陸別に抜けて、ちほく高原鉄道を見物した後、置戸町の「鹿の子キャンプ場」へ。
シンプルなキャンプ場だが利用料も300円と安く、近くに立寄り温泉もあり静かで良い所だった。
2日目
nyamoの強い希望で朝から臨時貨物列車の見物のために石北本線金華駅に向かう。
nyaponが2月の北海道出張の際に見物に行った貨物列車の運行が今年も始まり、nyamoが「私も見たい!」と騒ぎ出したのである。
盆休み時期でもあり、運行の有無を心配したが、無事に再会を果たした。
今日は食材の買出しをして、早めにキャンプ場に入りのんびりする事に。
北見・美幌を抜け屈斜路湖を眺めつつ、弟子屈の「桜ヶ丘森林公園オートキャンプ場」へ。
味のあった「弟子屈(てしかが)」の駅名が「摩周」などと観光業者が付けたような名前に変わっており、ちょっとがっかりする。
近所の温泉の引かれた銭湯でサッパリして、北海道に来たら必ず一度は食べるジンギスカンで夕食を済まし、のんびりと就寝。
3日目
今日は予定を変更して、納沙布岬まで足を伸ばす事に。
別海町の典型的な道東の風景の中を根室方面へ。
岬では雲が多いながら霧はなく、3度目の正直で北方領土の島々を見る事ができた。
午後は、根室本線の列車を見物しつつ西へ戻ってくる。
途中で今回初めて見つけた霧多布の温泉に立寄り、汗を流す。
その後常連である(?)厚岸の道の駅で食事をし、先へ進むつもりだったが、お腹もいっぱいでマッタリとしてしまい、今日はここまでに。(笑)
ここは良い位置にあるので、いつ来てもPキャンのクルマが多い。
旅行中唯一の贅沢で奮発した、生ガキ・焼きガキ・カキ丼はとても美味だった♪
4日目
早起きして撮影に向かった根室本線の列車を撮り逃すチョンボ。
最悪のスタートである。
気を取り直し途中何ヶ所かで撮影をしながら、ここもお気に入りである忠類の道の駅の隣にある温泉へ。
去年はここの道の駅で泊まったが、まだ時間も早いので大樹町のスーパーで食材を調達し、帯広市郊外の「ポロシリ自然公園オートキャンプ場」へ。
美しく整備されているが、あまり人工的な雰囲気を感じさせない良いキャンプ場だ。
これで電源なしサイト1000円というのは、本州から来た人間には羨ましいかぎりだ。
ダッヂオーブンを持ち込んで本格的な料理に挑戦中のお隣さんを眺めつつ、クルマ旅中の我々は簡単に食事を済ませ、後はひたすらのんびり・・・。(笑)
5日目
今日は道内最終日、バイクで来た時あまりの強風にnyamoが半泣きになった襟裳岬へリベンジする事に。
広尾を抜け黄金道路を通り南下するが、前回が嘘のように良い天気で風もなし。
あの時は霧で視界は数メートル、強風にあおられnyamoは歩くようなスピードでしか走れず、後続のクルマに心配されるような状況だったのに、今日は風力発電の風車も止まっている。
nyamoはすれ違うライダーに向かって「あんた達はいいわねぇ」などとブツブツ言っている・・・。
晴天の岬をゆずと共にお散歩し、日高本線に沿って国道を苫小牧の方へ戻っていく。
「今日で北海道も終わりか」と思うと寂しいが、サラブレッドの産地だけあって美しい牧場と馬の風景が続く。
途中でそんな風景と列車を撮影しながら、夕方には苫小牧東港に到着。
フェリーで北海道を後にした。
帰路へ
再びゆずは我慢の新潟港までの船旅、今回のペットルームはキャンキャンとうるさい犬と一緒なので可哀想だが仕方がない。
がんばるのだぞ。
往きの便よりは少し揺れつつも、翌日の夕方に新潟港に到着。
ゆずはといえば、やっぱりクルマに乗せてやると大喜びの大はしゃぎで走り回る。
余程ペットルームはお気に召さなかったらしい。
去年はそうでもなかったのだが・・・。
少々渋滞の新潟市内を抜け関越道でもUターンラッシュが始まっていたが、日付が変わる前には無事に家に到着する事ができた。
今回の北海道旅は去年までの反省から「暗くなるまで走って、やっとたどり着いた道の駅でただ眠る」というパターンにならないよう、早めにキャンプ場に入ってのんびりするようにしたので、例年より期間も走行距離も短かった割には充実して楽しかった。
「北海道旅は、経験を積むほど走行距離は減っていく」らしいので、4回目にして少しはエキスパートに近づいてきたという事かな・・・。(笑)
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