廃線跡めぐり

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Vol.25 西武鉄道 安比奈線 〈2023/03〉

入間川で採取した砂利を運搬するための貨物線だった、西武鉄道の安比奈線。
埼玉県 川越市という市街地にあるにもかかわらず、1963年以降、長らく廃止でなく休止扱いであったために線路も架線柱もほぼ手付かずの状態で残され、廃線跡好きの聖地でした。 しかし2017年に正式に廃止されて、架線柱は撤去済み。 早く訪問しておけばと悔やまれます。

我が家から50kmほどで路線長は3kmちょっと、かつ大半が市街地。 カブ散歩にちょうど良いと、3月初旬にしては暖かい週末、愛車クロスカブ110「緑のたぬき号」で見物に出かけました。

西武新宿線 南大塚駅から分岐。(左)
少し行くと、片側2車線で交通量も多い東京環状 R16と平面交差。(右)


南大塚駅の外れから90度以上大きくカーブして、市街地の中へ。 踏切跡につながるレールが一部残っていますが、PC枕木なので安比奈線のものではなさそう。 左奥に続くレールが安比奈線由来のものだと思われます。 2本揃えて置いてあるのは、撤去準備でしょうか。


入間川街道との交差箇所にある廃線好きには有名なだんご屋さんで、おやつタイム♪(左)
沿線には田畑が広がり始め、その中を築堤で真っすぐ進んでいきます。(右)


入間川の河川敷など一部を除いて、廃線跡の敷地は西武鉄道の管理地で立入禁止。 並行する道路や踏切跡などにササッと停めて見物できる小さなバイクは、廃線跡めぐりに最適です。


林の中を緑のトンネルで抜けると、入間川の河川敷に入って行きます。 車両基地建設や旅客線化の計画もあったため休止扱いだったとのことですが、1993年に開通したというK114八瀬大橋で完全に分断され、既に30年前から運行再開は不可能な状態でした。


河川敷に入ると、モトクロスのコースの中を抜け、「安比奈線といえばココ」という有名な場所へ。
木の根っこがレールを持ち上げた光景は、「鉄道遺跡」とでも呼びたくなります。 このあたりからが終点安比奈駅の構内となるようで、水路橋の手前では分岐器の真ん中に大きな切り株も。


その先は私有地のため、迂回して再び河川敷へ。 やはりオフロードコースとなった地面の中から、レールが顔を出していました。 この先はオフロードバイクが走り回っており、カブで進入していくような場所ではなく、ここで撤退としました。(苦笑)



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