廃線跡めぐり

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Vol.4   北海道編 [4] 学生時代の思い出、北海道のローカル線跡へ 〈2003/8〉

相生線   美幌−北見相生   [1985/3/31 廃止]

元々は阿寒を越えて美幌と釧路を結ぶ壮大な路線計画があり、その後も白糠線との接続を夢見ていましたが、結局叶うことなくどちらの線区も廃止されてしまいました。

美幌駅付近 旭跨線橋跡

このあたりの線路跡は、遊歩道と公園になっています。 そう思ってみると遊歩道はそれらしいRを描いているようですが・・・。

活汲−津別間に残るコンクリート橋台

国道沿いに線路跡が続き、川がある度に目を凝らしていて発見した橋台跡です。


交通公園として保存されている北見相生駅構内

駅舎は備品と共に当時のままの姿で保存されており、構内には国鉄色も美しいキハ22をはじめ貨車なども保存展示されています。
構内の美幌方の外れには、ターンテーブルの跡と朽ちかけた木造機関庫も残されています。


広尾線   帯広−広尾   [1987/2/2 廃止]

大ブームとなった「愛国から幸福ゆき」の切符で有名な線区です。 あの切符のキーホルダー、一時期どこでも見かけましたが、両駅がどこにあるのか知っていた人は少ないでしょうね。

大樹駅跡

駅舎はバスの待合室として使われています。 ホームも残っており、構内は公園に。 付近には農業倉庫があり、農産品が続々と貨車に積み込まれて蒸機牽引の貨物列車で出荷されていった光景が目に浮かぶようです。


忠類駅跡

駅舎の内外も構内もほぼ「完璧」と言っていいほど現役時代のままで保存されていましたが、残念ながら老朽化がひどいようで撤去工事が始まっていました。 一部は保存という話でしたが、現在の状況が気になります・・・。


忠類駅跡付近の築堤

きれいに築堤が残っているようですが、付近は牧場になっており、ひつじの皆さんが見張っているのでこれ以上近付けません。

更別駅跡記念碑

更別駅跡には何の遺構もありませんでしたが、更別村の立てた、広尾線の功績を称える記念碑があります。


ご存知、幸福駅と愛国駅

すっかり観光スポットとなり、名刺やプリクラがぎっしりと張られた幸福駅跡に比べ、愛国駅跡はひっそりとしています。 幸福駅は俗化し過ぎで興ざめですが、両駅とも保存車両があり状態も比較的良好です。


根室本線旧線(狩勝峠)   新得−落合   [1966/10 廃止]

狩勝越えといえば、後補機を従えた蒸機牽引の列車が十勝平野を見渡す大パノラマの中、S字カーブの急勾配に挑んだ伝説の地です。 蒸機現役時代を知らない私ですが、写真で見る日本国内とは思えないその光景は、一度その現場に立ってみたいと思わせるものでした。

新得駅付近のガーダー橋

このあたりは旧線跡が遊歩道になっており、この橋も歩いて渡れます。 すぐ奥には平行して新線が走っています。

狩勝実験線跡

旧線廃止後に新得−新内間は脱線の再現等の実験線として使われていました。 これはその設備跡。


新内駅跡

ホームと線路が残り、線路上には9600型蒸機と20系客車が置かれ、列車ホテルとして利用されているようです。


新内−狩勝峠間の大築堤

ここです、写真で見たのはこのアングルです! 蒸機が喘ぐように峠道を登ってくるのが目に浮かぶようです。

狩勝信号所跡

狩勝トンネルの落合側にあった信号所の跡です。 国道から俯瞰すると、そのスイッチバックの線形がとても良くわかります。


胆振線   伊達紋別−倶知安   [1986/11/1 廃止]

この線区も私の乗った8ヵ月後に廃止されてしまいましたが、倶知安から留産付近にかけて車窓から見え続けた羊蹄山の姿が目に焼きついています。

六郷駅跡

ホームが残り客車が置かれ、公園になっています。 付近はすっかり整備されて廃線跡の趣はありません。

寒別駅跡

すっかり畑と化した廃線跡の脇に、ホームの痕跡が残っています。 ガイドブックがなければ、まず発見できなかったでしょう。


壮瞥付近のガーダー橋

この付近の遺構については情報がありませんでしたが、クルマから目を凝らしていて発見しました。



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