寝台急行 やどかり3号(運用終了)

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※やどかり3号は、2024年10月に運用を終了しました。

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日産 アトラスF24
1.5t 標準ボディ
エンジン:ZD30DDTi 型
3.0L DOHC インタークーラー付
直噴ターボディーゼル
ミッション:6速 AMT

キャンピングカーのカテゴリーの中で、ライトトラックのシャシやワンボックスバンの荷室部分に新たに製作したキャビンを架装する、「キャブコンバージョン(キャブコン)」。

我が家のやどかり3号は、日産ピーズフィールドクラフトが2007年に発表した、日産「アトラス F24」ベースの「アトランティス」です。

バンコン ⇒ トラキャン ⇒ キャブコン と乗り継いできましたが、まあ、当然それぞれに一長一短が。

フォトジェニックだったのは、断然トラキャンなんですよね・・・。 バンコンは、どうしても遠目には「職人車」で、ドレスアップすればするほどガラが悪くなる。 キャブコン、特に国産トラックベースは、興味のない人から見れば「コンビニの配送車」くらいにしか見えないでしょう。(苦笑)

でも、このF24の日本離れした顔つきは結構好きです。 (OEMのルノー車の方がスマートですが。) キャブ形状に合わせた直線基調のキャビンのデザインも、秀逸だと思っています。 顔の好き嫌いは、分かれそうですけど。(笑)


■ ZD30DDTi エンジン

新長期排出ガス規制に対応した、クリーンディーゼル。 (乗用車のものとは、世代が違います。)
かつては、テラノやエルグランドにも170ps仕様が積まれていたハイパワーユニットでしたが、環境対応で96kW(130ps)に。 日産フリークのつけたあだ名は「元170馬力」。(笑)

■ 6速AMT
(オートマチック メカニカル トランスミッション)

構造的にはMTに自動変速機構が付いた、いわゆる「2ペダルMT」。 少々変速にはクセがあり、発進時にはギクシャクしがちですが、トルコンを介しないため、燃費には有利です。

■ リアラダー

地デジアンテナのステーを取り付ける予定でしたが、どうせ5mを越えるならと、ルーフのメンテナンスや洗車にも使え、nyamoもトラキャンの頃から物干し代わりに使っている(笑)、リアラダーを追加しています。

■ 2WD+LSD

冬旅対策で4WDにしたかったのですが、ミッションが5MTのみ。 仕方なく、1年中お世話になるAMTを選択し、LSDを追加しました。

■ サブバッテリー3個化+インバータ+電子レンジ

キャンプ場よりもP泊がメインの我が家にとって、必需品。(笑)
その他、FFヒーター、サイドオーニング をオプション選択。
車両側には、今や必須装備のナビ、ETCを取り付けています。

● 我が家仕様 ・・・・・ 納車後に変更・追加して、「我が家仕様」に最適化したポイントです。

カーオーディオ システム更新

最近、カーオーディオには全くの無頓着でしたが、ノーマル状態の音は、あまりにも貧弱。 nyamoですら、「何だか安っぽい音だよねぇ」と言うほどでした。 ノイジーなディーゼルトラックのキャブ内で、あまり凝っても仕方ないのですが、結局、全てに手を入れてしまいました・・・。(苦笑)

<Step 1> ドアスピーカ 交換

ドアの内張りをはがしてみると、10cm径で、予想通り紙ペラのスピーカーでした。 そこで、トレードインスピーカを購入。
10cmという径の小ささでは、さすがに「迫力のサウンド!」とはいきませんが、3ウェイにもなり、あの紙ペラよりも悪いはずはなく、とてもクッキリした別物の音になりました。

<Step 2> ヘッドユニット 交換

クルマ旅の際、CDを何枚も持って行くのも、入れ替えるのも面倒なので、USBメモリを挿せるFMトランスミッタを使っていました。 しかし、旅での利用では、必ずどこかで地元FM局とカブるし、操作も面倒で・・・。 今時の、USB端子付きのオーディオに交換しました。
MP3ファイルでもCD並みの音質に補完してくれたり、音質も格段にアップで満足! しかし、こんな小さなメモリに、CD数十枚分が入るなんて、便利な世の中になったものです。

<Step 3> リアスピーカ 設置

nyapota & nyamota が後席に座るようになったので、ダイネット用に据置型のスピーカを置いていました。 しかし、チビ2人は特に音楽を聴く訳ではなく、前席背後のスペースがもったいないので、吊り下げ型のサテライトスピーカに交換しました。
低音が出るようなスピーカではないですが、背後でドコドコ鳴っていた時より、聴きやすい自然な音になりました。(苦笑)









無指向性地デジ対応アンテナ & ブースター 設置

トラキャンに乗っていた時に試用して、「結構使える」という評価だったこのアンテナ。 やどかり3号でも、リアのラダーに取り付けています。

無指向性でお手軽なアンテナなのですが、P泊時に受信できる確立はちょっと低め。 そこで、ブースターを追加することに。
ブースターは、ラインの途中に挿入するようなお手軽な製品もありますが、今までの経験から、廉価なものは効果も中途半端という印象。 そこで、自宅でも使っているクラスのものを採用しました。 おかげで、ラダー周りの見た目は、ちょっとゴチャゴチャしてしまいましたが。

ゲイン調整は最強で使用していますが、効果は絶大。 住宅で受信できる環境なら、駐車方向を気にせずに受信できます。
本当に山間にある道の駅などではNGなこともありますが、そもそも、周囲の住宅がケーブルやBSオンリーな環境で受信しようとする方が間違いなのですから、充分な受信性能になりました。

インターネット環境 確保

以前は、いわゆるネットブック+b-mobileでネット環境を構築していました。 しかし、カバンに入れて持ち歩く訳じゃないクルマ旅での使用では、ネットブックほど小さくなくとも、というのが正直なところ。 やはり、画面とキーボードの小ささには少々不満があり、最近びっくりするほど安くなったCULV(Consumer Ultra Low Voltage)ノートにしました。

データ通信は、クルマ旅の頻度では、従量課金のb-mobileがどのキャリアのプランよりもコスト面で最強だったのですが、auのスマホになり、パケット定額料金内でテザリングが可能になったので、移行しました。 もちろん携帯電話を持つための毎月の固定費なので、旅中の通信環境の為の料金は全く不要です。 自宅用のつもりで買ったnyamoの白ROMのiPadも、旅先で利用できるようになり、とても便利です。

電子レンジ 積み替え

我が家は、キャンプ場よりP泊主体のクルマ旅が多いので 、電子レンジは必需品です。 しかし、オプション設定で付いてきたレンジは、電気の仕事をしている者から見ると、インバータに対して微妙に高出力すぎでした。 出力を下げるダイヤルはありますが、スイッチングするだけで意味のない「○○W相当」。

案の定、サブバッテリー満充電の時は問題ないですが、すこし減ってくると、 すぐにインバータのオーバーロードで止まってしまいます。 カタログスペックの数値上はOKに見えますが、 電気の世界がそんな机上の計算だけで動くほど甘くないのは、痛いほど経験済み。(苦笑)

そこで、起動時も定格も余裕を考え、より低出力のレンジに積み替えることに。 しかし、調べてみると、現在新品で入手できるモデルは、海外メーカーの廉価機でも、ほとんどが今付いてるものと同等の高出力と判明! 設置できる寸法の条件を満たすものとなると、ほぼオンリーワンで、ビルダーさんが機種選定を妥協するのも納得です。

低出力機に積み替えた結果、結構電圧を降下させた状態のバッテリーでも、安定して動くようになりました。

バンクベッド用 はしご 製作

納車以来、リアベッドのみを使用していましたが、nyapotaの激しい寝相のため、09GW旅の途中からnyamo と nyapota は、バンクベッドへ移動。 そうなると問題となるのが、バンクベッドへのアクセス。 マニュアル的には「左側のキャビネの上面をステップにして」ということになりますが、ちょっと昇降しづらく、さらにベッドを引き出すと・・・。 しかも、我が家のP泊時には、ここに物を置くことが多いのです。

そこで、ラダーの搭載を検討しましたが、専用の市販品は、アルミパイプ製でやどかり3号のウッドの内装には不似合いな上に、20,000円弱と非常に高価。 そこで、木製のはしごを買って改造することに。

掛かったのは、材料代2,000円ちょっとと、切断加工30分程の手間だけ。 設置してみると、色味は少々違いますが内装と違和感なし。 上端はフック付きで、nyapotaの秘密基地遊びにも安心。 まあ、彼の場合、はしごが倒れなくても勝手に落ちてきそうですが。(笑)

サイドミラー 追加

アトラスの純正ミラーは、結構広範囲に見えるのですが、車線変更などの際の死角を減らそうと外側重視に合わせると、どうしてもクルマの後端や真後ろの状況が掴みづらくなってしまいます。

リアウインドウに下方が映るフルネルレンズを貼っているのですが、さらに走行中の真後ろの状況を見易くするため、追加ミラーの取り付けを検討しました。 輸入キャンカーではミラーステーに後付けしているのをよく見かけるのですが、キャンカーパーツの通販でも見つかりません。 どこにあるのかと思っていたら、トラックパーツショップ(デコトラパーツなんかがあるところ)にありました。(笑)

これで、後ろの角と直後のクルマも良く見えるようになり、走行中や後退時の安心感が増しました。 平面ミラーなので映る範囲がちょっと狭いことと、走行中は振動で少々ビビってしまうのが惜しいのですが。

サブバッテリー トリプル化

やどかり3号購入時に、電子レンジ使用のため、オプションのバッテリー増設で105Ah×2の構成としていました。

しかし、ツインバッテリーとはいっても電子レンジの大電流出力を繰り返していては劣化は早く、2年目の初回車検時には目に見えて稼働時間が減っており、ついにはFFヒーターが朝まで稼働できないような状態に。

通販なら同じバッテリーが新車増設時の半額以下で買え、もう1個きれいに並ぶスペースも確保されているので、交換を機に思い切ってトリプル化しました。 最近は、電子レンジの使用頻度が下がったこともありますが、過放電・過充電にも気を配るようになり、旅の間の電欠の心配は皆無になりました。

エントランスカバー 製作

室内のエントランス部を覆うカバーを製作しました。 「製作」というほどのモノではなく、ベニア板に、ズレ防止の部材とガタつき防止のウレタンを取り付け、内装に近い色に塗装しただけなのですが。

一番の目的は、nyamotaの落下防止。(苦笑) 何しろ、道の駅での休憩中に、足を踏み外してエントランスに落ちる→衝撃で網戸が開く→外の歩道に落ちる→さらに車の下に転がり落ちる! という昔のジャッキー・チェンのようなアクションを、スタントマン無しで演じきっているので・・・。(笑)

12mm厚の板なのでnyamotaの体重くらいは余裕で、上に座って遊んでいます。 おかげで、P泊時の室内の有効面積も広くなりました。 セットして走行してもガタつきはなく、この時期は、床下からの冷気対策にもなり暖房効率も上がったようで、もうちょっと早く作るべきでした。





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